みんなのデッキライバルたちのデッキを研究しよう!作成したデッキをツイートしたり、ブログに貼り付けることもできるぞ!

あの日を知っているから、君とやりたいことがある【4章・後】

デッキ解説・戦術

~業間~
昨日は、ヤバかったな…
それよりも、ミユが死んでしまう日が7月9日…それまでに、ミユの身に何か起きるはず…その原因を、突き止められるはずだ...
「れっくん‼」
ミユが僕を呼んで、こっちに歩いて来るすると、ミユが教室で転んだ
ちょうどミユの机の、わきに立っていた男の子が、わざとらしく足を出していた
「悪い、足が出ていたの分からなかったわ」
と笑って、教室を出ようとしていた
「おい‼」
僕が呼び止めると男の子は止まった
「れっくん、大丈夫だよ…」
ミユが泣きそうな目で、腕を抑えながらかすれた声で話しかけた
「今の言い方は、無いだろ」
僕は、もうキレかけている
気づけば、周りに人が集まってきて、僕たちの会話を聞いていた
中には、
「おい、蓮と竜牙が喧嘩しているぞ‼蓮が喧嘩を売ったらしい…」
と、話し声が聞こえてくる
「はっ?謝っただろ?」
竜牙が、逆ギレをしてきた
「れっくん、気にしないで良いから…」
ミユが不安そうに話しかけてくる
「美雪ちゃんが可哀そう…」
見ていた一人の女子生徒が、話していたのが聞こえた
「なぁー、蓮ってやっぱ酷い奴だな
」と、それに続けるかのように、周りが僕の愚痴を言ってくる
「ごめんなさいって、言ってないだろ」
とにかく、謝らせてこの場から逃げたい
「はっ?ヒーロー気取りか?本人が大丈夫って言っているから、解決しただろ」
もう解決したと思っているのか、自分が悪くないかのように言ってきた
「やめて…」
ミユが、怯えていた。多分、こんな姿をした僕を、始めて見せたからかもしれない…
「おい‼いい加減にしろ?」
これで、謝らないのなら…もう殴りたい…
「悪かったな‼お前が、俺の足に転ぶような位置に伸ばしといて。でも、転んだお前も悪いからな」
竜牙の言葉に反応したのか、周りからは何故か笑い声が聞こえてくる
僕は、周りの人を睨んだ
「れっくん…やめて…お願いだから」
ミユの目から、涙が出ていた
周りからは、
「蓮のやつ、美雪を泣かせたぞ」
「女の子を、泣かせるとか最低」
などの言葉が聞こえた
泣いた美雪を見て、竜牙は笑って教室から出て行った
「ミユ…ごめん…保健室行こうか」
その問いかけにミユは、黙って頷いた
こんな日なんて、僕の記憶にはなかった
by REI (2021年04月06日)

このデッキをシェア

リンク このリンクをメールやブログに貼り付けてデッキを共有できます
HTMLタグ HTML を貼り付けてサイトにデッキを埋め込みます

コメントの一覧

  • このデッキにコメントはありません

コメントの投稿

全角32文字以内
全角512文字以内