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あの日を知っているから、君とやりたいことがある【2章】

デッキ解説・戦術

 第2章・君とまた会えて…

 キーンコーンカーンコーン
 久しぶりに学校のチャイムを聞いた。そして、ミユの声も...
 「れっくん、今日も遅刻しなくて良かったね」
  隣の席だから、席を移動せずに済むから君とすぐ話せる。
 「なんかごめんね。待たせてしまって…」
 「ううん、気にしないで大丈夫だよ‼」
 やはり、ミユは可愛い。こんな人と、小さい頃から一緒にいると考えると、この時の僕は幸せ者だと思う。
 「今日、れっくんのママに怒られていたけど、昨日何かやらかしたの?あっ、分かった。 テストの結果が悪かったから?それとも、テストの点数が悪かったから?」
 「ちっ…違うよ。てか、どっちも似たようなこと言ってない?」
 「冗談だよ‼からかって、みたかっただけ‼」
 「美雪ちゃ-ん‼」
 こういう、いたずら心のあるところも好きである。そんなミユが、いなくなってしまうと考えると、とても辛い。
 そんな思いを、2度としたくない。
 「れっくん、友達が呼んでるから行くね」
 「うん」
 「蓮君と、なに話してたの?」
 「内緒‼」
 そう言って、二人は教室を離れていった。
 
 学校の帰り、ミユと一緒にいつも信号の前で会話をする。
 「今日も学校疲れたね…」
 そう言ってミユは、あくびをした。
 「そうだね」
 朝の出来事で、なおさら疲れた。だいたい、この世界は何なんだ?本当に過去なのか?それとも夢なのか?
 「ミユ、顔赤いけど大丈夫?」
 隣にいたミユが少し顔を赤くしていた。
 「だ…だ…大丈夫だよ‼」
 少し、照れているようなしぐさをしていた。
 こんな、ミユの姿を見たのは人生に1度だけだ。
 それは…究極の質問をした時、そしてこの日なのである。
 その内容は
 「れっくんって、好きな人っているの?」
 
 
  
 
by REI (2021年03月27日)

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コメントの一覧

  • 2021年03月29日 17:44 彩黒颯
    ラブコメって感じですね...この後何が起きるか…楽しみです....

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