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あの日を知っているから、君とやりたいことがある【1章】

デッキ解説・戦術

 第一章・今では聞こえないはずの声

 7月9日…それは僕の大事なものを失い、僕の人生を変える災厄な日だ
 僕の大事なもの…
 「…蓮....起きなさい‼…」
 誰かが、僕を呼んでいる。いつもうんざりするほど、聞いている声だ
 そう、お母さんの声である
 「いい加減起きなさい」
 「うるさいな」
 僕は思わず腹が立って、少し怒ったような感じで言った。
 「学校に遅れるよ」
 と心配そうにお母さんは言う。
 「今日も休む…」
 僕は、そう言って布団にくるまった。
 「今日も?あんた昨日、学校行っていたじゃない‼」
 「昨日休んだだろ‼美雪が死んでしまって…それで…」
 僕はこの時、お母さんがからかって言っているのかと思った。
 「はっ?何言ってるの?美雪ちゃんが死んだって…あんた寝ぼけっているのも…」
 お母さんが何かいていると同時に
 「れっくんまだ?遅れちゃうよ‼」
 今、聞くことができなくなった声が聞こえた。
 「嘘だろ…」
 思わず声が出た。
 「あんた、今日おかしいよ‼早くしないと、美雪ちゃんを困らせるわよ。早く着替えて、支度をしなさい‼」
 起きて自分の部屋を見ると、小学校5年生の頃の、僕の部屋だった
 「お母さん。今日令和何年の、何月何日?」
 と部屋から出ようとするお母さんに聞いた
 「令和って何?今日は平成28年6月25日だよ‼」
 お母さんは、笑いながら言った。
 「美雪ちゃん待たせてるんだから、早く支度しなさいよ」
 そう言ってお母さんは、階段を下りて行った。
 「美雪ちゃん、もうちょい待っててね‼もう少しで蓮が来るから」
 「大丈夫です‼もし、遅刻なられっくんと一緒に先生に怒られますから」
 お母さんがミユと会話している声が聞こえた。
 この時、僕は気づいた…
 時間が戻ったことに
by REI (2021年03月26日)

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コメントの一覧

  • 2021年03月26日 18:03 REI
    誤字があっても気にしないで下さい
  • 2021年03月26日 18:12 REI
    本文の上から18行目
    お母さんが何かいてると同時に
           ↓
    お母さんが何か言っているのと同時に
    れっくんは、美雪が僕を呼んでいたアダ名です
    ミユは、僕が美雪を呼んでいたアダ名です
  • 2021年03月29日 17:41 彩黒颯
    切ないですね...美雪が死んでしまって、それで...
    時間が戻ったとこらあで蓮は何をするか...
    続きが楽しみです。

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