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かみそーのグランプリ神戸レポート

2017年05月30日(火)09:32
カードボックス本部のかみそーです。
今回はグランプリ神戸に参加してきましたのでそちらのレポートになります。

時はアモンケット発売前まで遡って霊気紛争発売後・・・

■グランプリの準備
久々のモダンフォーマットということで、まずは一通り環境にあるデッキに目を通しました。
モダンフォーマットでは多種多様なデッキが存在しており、ある程度デッキ選択に自分の好みを織り交ぜられるのも良いですね。
目を通した中でも

・死の影(ジャンド、グリクシス)
・ドレッジ
・親和
・BG系(ジャンド、アブザン)

の4種類のデッキは立ち位置的にも悪くないなと思い、それぞれMO(マジック・オンライン)で触り始めます。
(トロンは個人的な好みの問題で候補から除外しました。結構勝ってたので反省。)
それぞれ試してみた結果、ドレッジを使用候補に据えて練習することに。
メインデッキでは墓地対策カードがあまり入っていないため、立ち位置的には非常によく、燃焼があるおかげで親和や死の影に対しても有利に立ち振る舞えます。


しかし問題はサイド後。
墓地対策カードが多く積まれるともちろん厳しく、それなりには勝つがどうしようかなぁ・・・といったところ。
もちろん上手くプレイすればケアできるんでしょうが、結構回したのにも関わらず負け続ける日々・・・
そんな悩める時、青赤けちストームの対戦動画がタイムラインに流れてきました。



青赤ストームはギタクシア派の調査がまだ禁止になっていない時、紅蓮術師の昇天タイプを使用していましたが、けちな贈り物を使用したタイプは見たことが無かったので対策も知っておかないといけないしなーということで見てみるとこれまたびっくり。
3キル率が非常に高く、サイド後の墓地対策もしっかり考えられていて非常に良いデッキだと感じました。
すぐにMOで買い揃え、練習を開始。
サイド後も虚空の力線や大祖始の遺産、外科的摘出や安らかなる眠りなど一通り喰らいましたが、墓地対策を喰らっても別プランで戦えるためこのデッキと心中することを決意。直近のモダン大型イベント、カードボックスオープンまでひたすらMOで回しました。



■カードボックスオープン結果
カードボックスオープンのレポートは【こちら】に上がっています。
結構やれるな、というのが素直な印象。
会場に多くいた献身カンパニーが非常に気になり、使用したい気持ちが高まるも、練習時間の関係で断念。
サイドボードが弱いと感じることが多かったので、かなり弄れたのは大きな収穫でした。


■グランプリ本戦使用デッキ
使用したのはデッキはこちら。
メインボード
4 遵法長、バラル
3 ゴブリンの電術師
4 手練
4 血清の幻視
3 深遠の覗き見
3 差し戻し
4 発熱の儀式
4 捨て身の儀式
2 ぶどう弾
2 炎の中の過去
1 巣穴からの総出
4 魔力変
4 沸騰する小湖
4 尖塔断の運河
3 汚染された三角州
3 蒸気孔
3 島
1 山

サイドボード
3 否認
2 撤廃
3 稲妻
2 血染めの月
2 破壊放題
2 巣穴からの総出
1 粉砕の嵐

〇一般的なリストとの差異やサイドボードなど
①商人の巻物or深遠の覗き見
サイド後にけちな贈り物、炎の中の過去を経由せずに巣穴からの総出を打つプランを取ることが多いです。
その際、直接巣穴からの総出を手に入れる際必要なため、深遠の覗き見を優先しています。
マナ軽減クリーチャーが除去されてしまった場合、捨て身の儀式の連繋によるマナ増加でフィニッシュに向かうことも可能です。




②否認
この枠は以前まで払拭でしたが、カウンターしたいインスタントを考えた時、
・2マナクリーチャーへの除去やコンボ始動後のカウンター ⇒ 軽減クリーチャーがいるので1マナで打てる
・それ以外(ミラーのけちなど) ⇒ 基本的にマナはフルオープンで返すのでマナに困ることが無いので1マナの差異はあまり関係ない
と感じました。更に、
・ハンデスや全体除去(特に仕組まれた爆薬や漸増爆弾)など差し戻しても再キャストされてしまうカードを対処することが可能な点から否認を採用しています。



③血染めの月
各種エルドラージ、トロン、死の影、BG、ヴァラクート相手に儀式から2t目にプレイできます。
相手の動きが鈍っている間にコンボパーツを集めていきます。




④破壊放題
小回りが効くのに効果は絶大な一枚。親和、アイアンワークス系のデッキのみならず、エルドラージトロンの貼ってくる虚空の杯にも対処できる素晴らしいカードです。



⑤撤廃
以前まで残響する真実が入っていましたが、同時に2枚以上バウンスしたいものが力線くらいしか無かったのでキャントリップ付きのこちらに変えました。
炎の中の過去ルートに入った際、1枚ドローになるのは地味ながらもいい働きをします。基本的には相手のエンドに打ちます。弁論の幻霊に対抗できる唯一のカード。



⑥神聖の力線の不採用
カードボックスオープンで使用したデッキから一番大きく変わった点です。
けちストームミラー、ハンデスが入っているデッキ(BG系、死の影)、むかつき、ヴァラクート相手などに入れていたのですが、
・けちストーム ⇒ 出たら大体勝ち。が、稲妻や否認を多く取っているためそこまで必要な訳でもないのかな?
・ハンデス     ⇒ 6~8枚のカードに対して3枚入れるのも疑問な上、サイド後は基本的に巣穴プランを取るため必要カード数が少なくハンデスを食らっても戦うことができる
・むかつき     ⇒ キルターンがこちらの方が早く有利、また研究室の偏執狂で勝つプランもあるため不要
・ヴァラクート   ⇒ キルターンがこちらの方が早く有利、サイドに血染めの月を増量したため不要と判断
というところで、総合的に不要と判断。この枠は血染めの月2と3枚目の稲妻に変わりました。




⑦稲妻
直前で増えてきた献身カンパニーへのささやかな抵抗で増量。
マーフォークやZooのようなクリーチャーデッキには大体入れます。




⑧粉砕の嵐
ヘイトを忘れるなと誰かが言ってましたので()



■グランプリ本戦
ということでようやく本戦。
今期はPPTQを回っていたこともあり、PWPが2250に到達。2bye持ちで自動スリープインもあることから当日会場入りで参加できました。
自動スリープインは非常に楽でありがたいので、今後も毎回やってほしいですね。
(覚えていないところは割愛)


R1:bye
R2:bye
R3:ジェスカイウィンズ ××
今までほとんど対戦したことが無かったので気づかなかったのですが、この青赤ストームというデッキ、とにかくクロックパーミッションが厳しい!
呪文づまりのスプライト、呪文捕らえ、各種カウンターに阻まれ秒速で負け。
R4:グリクシスデルバー 〇××
1本目はコンボが決まるも、2本目は1t目に出たデルバーに殴られ続け、マナ漏出と呪文嵌めでカウンターされて負け。
3本目はライフ8まで落ち込んだ後、バラル+儀式+魔力変+巣穴からの総出でトークンを8体出して有利な場になるも、ラクドスの魔除けのダメージモードで9点食らって負け。ケア不可では・・・。
R5:緑白人間 〇〇
スレイベンの守護者サリアが出て来て負けが頭を過ぎるも、電術師を出してプラマイ0マナ軽減からトークン8体生成。
アヴァブルックの町長、ミラディンの十字軍、サリアの副官、改革派の結集者と出てきてアタックされるも、スレイベンの守護者サリアを全力ブロックで落として返しでコンボが決まって勝ち。サイド後は3t目にコンボ決まって勝ち。
R6:アブザン ×〇×
R7:グリクシス死の影 〇×〇
R8:グリクシス死の影 〇〇
3t目コンボ。2本目は血染めの月を張りつつ、否認持ちでコンボスタートして精神壊しの罠をかいくぐって勝ち。
R9:黒単 〇〇
メインは普通にコンボ決まって勝ち。サイド後は見切り発車したらパーツ揃ったので、そのままコンボ入って勝ち。

ということで初日は6-3
二日目に残っても全勝しなければ、賞金圏内に入れないのでドロップを考えるも、せっかくなので2日目も参加しました。

R10:ジャンド影 ×〇〇
相手の方めちゃくちゃ事故ってました。
R11:トリコサヒーり ×〇×
2本目安らかなる眠り貼られるも、バラルから儀式つなげてぶどう弾を差し戻し再キャストして勝ち。
3本目は何も引かずサヒーリコンボ食らって負け(コンボされなくても負け)
R12:親和 〇×〇
メインはぶどう弾でクリーチャー全滅させた後、普通にコンボ決まって勝ち。2本目は血清の幻視×2、手練×2、土地×2、炎の儀式をキープしたら何も引かず負け。3本目は破壊放題で壊した後トークン24体並べて勝ち。
R13:青白 〇×〇
見切り発車でコンボ決まって勝ち。2本目はギデオンに殴られ続けて負け。3本目は相手が土地止まったのでゴブリン20体並べて勝ち。
R14:白黒エルドラージタックス 〇〇
3t目の刃の接合者を差し戻して、返しでコンボ決まって勝ち。サイド後もコンボで勝ち(だった気がします)
R15:ジャンドヴァラクート 〇〇
衰微など飛んでくるも普通に2回コンボ決まって勝ち。
(思い出しながら書いたので細部間違っている可能性あります。)

ということで最終成績は11-4の180位でした。
エルドラージトロンと死の影には有利なので、もう少しエルドラージトロンと当たれたら・・・とは思いましたがこれはモダンフォーマット。
多種多様なデッキが存在するので、どのデッキと当たっても勝てるように「芯が太い」デッキを使用することが大事だと感じました。

今週末にはグランプリマニラも控えており、私も参加予定です。
残り短い時間ではありますが、全力で準備して臨みたいと思います。そちらの報告も記事で上げることになると思いますのでよろしくお願いします。
それではまた!

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