最大勢力のジョーカーズと、台頭する対ビートデッキ (3/31サブト 2ブロック 入賞デッキ所感)
2018年04月04日(水)13:47
最大勢力のジョーカーズと、台頭する対ビートデッキ
今回のサブトーナメントでも、使用率最多はジョーカーズでした。殿堂構築とほとんど構築を変える必要がなく流用しやすいこと、構築難易度(価格帯や使用カードの流通数など)やプレイ難易度が比較的低いこと、ブン回りがあること、また真っ直ぐなビート戦略が地雷デッキに有効なことなど、安定性が人気の理由といえそうです。
そして、このような真っ直ぐなデッキが多いのであれば、ビートダウン戦略に対抗したデッキが台頭するのが自然な流れです。《煌龍サッヴァーク》はビート相手に1枚で勝てるほどの支配力を有します。また、《卍デ・スザーク卍》はビートダウン戦略そのものを否定します。
双極編第1弾が発売され、当面の2ブロック使用可能カードが出そろいました。これからどのようにメタゲームが進化していくか、皆さんと一緒に見ていければと思います。
優勝
優勝したこのデッキ含めトップ4のうち準優勝以外はジョーカーズで、安定した成績を残しています。
これは前回 http://www.cardbox.sc/shop/4225/blog?id=37759 取り上げた《ガンバトラーG7》だけでなく《超特Qダンガンオー》も採用したハイブリッドタイプとなっています。
《ツタンカーネン》も採用しているので序盤の動きも安定し、テンポよくクリーチャーを展開しつつ堅実にフィニッシャーまでつながることでしょう。攻撃に特化しているのでブン回ったときにはデッキ相性差を覆すほどの爆発力を持ち、実際に決勝戦でも後手3キルを達成し、相手のサッヴァークに何もさせず勝利しました。
PICK UPカード
《破界秘伝ナッシング・ゼロ》
殿堂カード入りを果たした強力カードです。特に早期決着を想定したデッキと相性が良く、キルターンを大幅に縮めます。2、3ターン目に確実にクリーチャーを展開できる構築ならば、3ターン目に雑に4枚ブレイクし次のターンにフィニッシュも可能と理不尽極まりない状況を作り出します
準優勝
ビートダウンが多い環境の常として、光文明がその対抗馬となります。今までは光文明=ブロッカー戦略の認識が一般的でしたが、2ブロック構築においては《煌龍》そして裁きの紋章を活用した攻防一体のビートコントロールが強力で、受け身になることなくアクティブな戦略が楽しめます。
今回準優勝のサッヴァークデッキは、デッキ製作者の希望によりリスト非公開とさせていただきますが、今まで光単色ではあまりできなかった除去やサーチを活用して積極的にアドバンテージを稼ぐデッキです。強力なボードコントロールとドラゴン・W・ブレイカーにより、一度《煌龍》が動き出せばゲームが終わるほどの支配力を誇ります。
3位
3位入賞のジョーカーズは《ヘルコプ太》《ジョジョジョ・マキシマム》の枚数からロングゲームも見越していることが分かります。また、2枚採用された《洗脳センノー》により、コンボや地雷デッキに対しても多少の耐性を持ち、幅広いデッキに対応できるよう構築されているといえるでしょう。メタが一段階回った状況では有効な場面は少ないかもしれませんが、メタが二段階回りコンボデッキが増加してきたとき、《センノー》は非常に心強い味方となってくれるはずです。
優勝デッキとは細部が異なりますが、これらは最適なリストが固まっていないというよりはメタゲーム想定の違いの結果であり、むしろジョーカーズの対応力の高さを物語っているといえるでしょう。
PICK UPカード
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》
ジョーカーズを組む理由ともいえるこれは、最も理不尽なカードの一つです。これを引けるか引けないかで勝敗が大きく左右されるほどのパワーカードで、「引きゲー」を加速させる側面が強いカードだとも思います。
ゴールデンベスト、およびスタートデッキで再録されたことにより集めやすく、今から2ブロックを始めてみようという方はまずジョーカーズに触れてみることをお勧めします。
今回も、ジョーカーズの存在感が強い結果となりました。また双極編から、消耗戦に強い《ガヨウ神》や、新たなフィニッシャーである《ジョット・ガン・ジョラゴン》を手に入れジョーカーズはさらに強化されたといえます。
今回のサブトーナメントでも、使用率最多はジョーカーズでした。殿堂構築とほとんど構築を変える必要がなく流用しやすいこと、構築難易度(価格帯や使用カードの流通数など)やプレイ難易度が比較的低いこと、ブン回りがあること、また真っ直ぐなビート戦略が地雷デッキに有効なことなど、安定性が人気の理由といえそうです。
そして、このような真っ直ぐなデッキが多いのであれば、ビートダウン戦略に対抗したデッキが台頭するのが自然な流れです。《煌龍サッヴァーク》はビート相手に1枚で勝てるほどの支配力を有します。また、《卍デ・スザーク卍》はビートダウン戦略そのものを否定します。
双極編第1弾が発売され、当面の2ブロック使用可能カードが出そろいました。これからどのようにメタゲームが進化していくか、皆さんと一緒に見ていければと思います。
優勝
優勝したこのデッキ含めトップ4のうち準優勝以外はジョーカーズで、安定した成績を残しています。
これは前回 http://www.cardbox.sc/shop/4225/blog?id=37759 取り上げた《ガンバトラーG7》だけでなく《超特Qダンガンオー》も採用したハイブリッドタイプとなっています。
《ツタンカーネン》も採用しているので序盤の動きも安定し、テンポよくクリーチャーを展開しつつ堅実にフィニッシャーまでつながることでしょう。攻撃に特化しているのでブン回ったときにはデッキ相性差を覆すほどの爆発力を持ち、実際に決勝戦でも後手3キルを達成し、相手のサッヴァークに何もさせず勝利しました。
PICK UPカード
《破界秘伝ナッシング・ゼロ》
殿堂カード入りを果たした強力カードです。特に早期決着を想定したデッキと相性が良く、キルターンを大幅に縮めます。2、3ターン目に確実にクリーチャーを展開できる構築ならば、3ターン目に雑に4枚ブレイクし次のターンにフィニッシュも可能と理不尽極まりない状況を作り出します
準優勝
ビートダウンが多い環境の常として、光文明がその対抗馬となります。今までは光文明=ブロッカー戦略の認識が一般的でしたが、2ブロック構築においては《煌龍》そして裁きの紋章を活用した攻防一体のビートコントロールが強力で、受け身になることなくアクティブな戦略が楽しめます。
今回準優勝のサッヴァークデッキは、デッキ製作者の希望によりリスト非公開とさせていただきますが、今まで光単色ではあまりできなかった除去やサーチを活用して積極的にアドバンテージを稼ぐデッキです。強力なボードコントロールとドラゴン・W・ブレイカーにより、一度《煌龍》が動き出せばゲームが終わるほどの支配力を誇ります。
3位
3位入賞のジョーカーズは《ヘルコプ太》《ジョジョジョ・マキシマム》の枚数からロングゲームも見越していることが分かります。また、2枚採用された《洗脳センノー》により、コンボや地雷デッキに対しても多少の耐性を持ち、幅広いデッキに対応できるよう構築されているといえるでしょう。メタが一段階回った状況では有効な場面は少ないかもしれませんが、メタが二段階回りコンボデッキが増加してきたとき、《センノー》は非常に心強い味方となってくれるはずです。
優勝デッキとは細部が異なりますが、これらは最適なリストが固まっていないというよりはメタゲーム想定の違いの結果であり、むしろジョーカーズの対応力の高さを物語っているといえるでしょう。
PICK UPカード
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》
ジョーカーズを組む理由ともいえるこれは、最も理不尽なカードの一つです。これを引けるか引けないかで勝敗が大きく左右されるほどのパワーカードで、「引きゲー」を加速させる側面が強いカードだとも思います。
ゴールデンベスト、およびスタートデッキで再録されたことにより集めやすく、今から2ブロックを始めてみようという方はまずジョーカーズに触れてみることをお勧めします。
今回も、ジョーカーズの存在感が強い結果となりました。また双極編から、消耗戦に強い《ガヨウ神》や、新たなフィニッシャーである《ジョット・ガン・ジョラゴン》を手に入れジョーカーズはさらに強化されたといえます。
ですが、《奇石ミクセル/ジャミング/チャフ》を手に入れた煌龍、
《堕魔ヴォーミラ》を手に入れた卍
など他のデッキも同様に強化されており、ジョーカーズのメタゲーム上での立ち位置が一概に良くなったとは言い切れません。ジョーカーズを食うために煌龍や卍が台頭し、またそれらを食えるムカデループや青緑ビッグマナなどの盤面に頼らないタイプのデッキが出現するなど、群雄割拠の様相を呈するのではないでしょうか。
今週7日(土)には、当店で最初の2ブロック構築が開催されます。「敵を知り、己を知れば百戦殆うからず」の言葉通り、自分のデッキを理解し、そしてメタゲームを読み切った選手が栄光をつかむことでしょう。どんなデッキが勝つか、今から楽しみでなりません。
《堕魔ヴォーミラ》を手に入れた卍
など他のデッキも同様に強化されており、ジョーカーズのメタゲーム上での立ち位置が一概に良くなったとは言い切れません。ジョーカーズを食うために煌龍や卍が台頭し、またそれらを食えるムカデループや青緑ビッグマナなどの盤面に頼らないタイプのデッキが出現するなど、群雄割拠の様相を呈するのではないでしょうか。
今週7日(土)には、当店で最初の2ブロック構築が開催されます。「敵を知り、己を知れば百戦殆うからず」の言葉通り、自分のデッキを理解し、そしてメタゲームを読み切った選手が栄光をつかむことでしょう。どんなデッキが勝つか、今から楽しみでなりません。
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